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LifeKeeper 使用時の WebSphere MQ の設定

LifeKeeper for Linux WebSphere MQ リソース階層の作成を開始する前に実施すべき WebSphere MQ の設定上の考慮事項は多数あります。これらの変更は、Recovery Kit が PUT/GET テストを実行し、WebSphere MQ パーシステントデータに高可用性を提供するために必要です。WebSphere MQ キューマネージャは、リモートクライアントリクエストを TCP/IP を使って処理するため、仮想 IP リソースを WebSphere MQ リソース階層を作成する前に作成しておく必要があります。次の作業を実行し、LifeKeeper WebSphere MQ リソース階層を作成できるようにします。

  1. インストールの計画をします (付録 C を参照)。

WebSphere MQ をインストールする前に、インストールの計画をする必要があります。これには、MQUSERMQUSER UIDMQGROUP GID の選択が含まれます。また、使用するファイルシステムレイアウトも決定しなければなりません (サポートされるファイルシステムレイアウトを参照)。このプロセスをスムーズに行うため、SIOS Technology Corp. では、必要なすべての情報を記入できるフォームを提供しています。付録 C – WebSphere MQ 設定シートを参照してください。インストール手順の準備として、このフォームに記入してください。

  1. 各サーバでカーネルパラメータを設定します。

WebSphere MQ では、共有メモリなど、特別な Linux カーネルパラメータ設定を必要とする場合があります。お使いのリリースの WebSphere MQ のWebSphere MQ Quick Beginnings Guide を参照し、WebSphere MQ を実行するための最小要件を確認してください。カーネルパラメータの変更が再起動後も残るようにするためには、/etc/sysctl.conf 設定ファイルを使用できます。コマンド sysctl -p を起動スクリプト (boot.local) に追加する必要がある場合があります。SuSE では、insserv boot.sysctl を実行して sysctl.conf ファイル内のパラメータの自動設定を有効化できます。

  1. 各サーバ上で MQUSER および MQGROUP を作成します。

オペレーティングシステムコマンド groupadd および adduser を使用して、MQUSER と MQGROUP を作成します。その UID と GID は、手順 1 で使用した『WebSphere MQ 設定シート』に記載されています。

選択した MQUSER の名前が mqm で、UID 1002 を持ち、MQGROUP GID1000 の場合、クラスタ内の各サーバ上で次のコマンドを実行できます (実際の設定に合わせて MQUSERUIDGID の値を変更してください)。

groupadd -g 1000 mqm
useradd -m -u 1002 -g mqm mqm

注記:NIS または LDAP を実行中の場合、ユーザとグループは一度だけ作成してください。中央ホームディレクトリサーバがない場合、ホームディレクトリを作成する必要がある場合があります。

  1. PATH 環境変数を設定します。

PATH 環境変数を、WebSphere MQ バイナリディレクトリを含むように設定します。これは、LifeKeeper が MQUSER として実行されているときに WebSphere MQ コマンドを実行できるようにするために必要です。

export PATH=/opt/mqm/bin:$PATH:

  1. 必要なパッケージをインストールして、WebSphere MQ を各サーバ上にインストールします。

MQSeries インストールでは、ライセンスのアクティベーション (mqlicense_lnx.sh) のために X11 ライブラリと Java が必要です。必要なソフトウェアパッケージをインストールします。

  1. WebSphere MQ ソフトウェアと WebSphere MQ の Fix Pack を各サーバにインストールします。

お使いの WebSphere MQ リリースのWebSphere MQ for Linux Quick Beginnings Guideに記載されている手順に従ってください。

  1. サーバ接続チャネルを MQ GUI で作成します。MQ バージョン 7.1 以降の場合、デフォルトのサーバ接続チャネル (SYSTEM.DEF.SVRCONN および SYSTEM.AUTO.SVRCONN) は使用できません。チャネルの作成方法については、WebSphere MQ ドキュメンテーションを参照してください。
  1. MQ バージョン 7.1 以降を使用する場合、MQ 内の指定したチャネルで MQADMIN ユーザを有効化してください。
  1. LifeKeeper と WebSphere MQ Recovery Kit を各サーバにインストールします。

SPS をインストールする方法については、SteelEye Protection Suite インストールガイドを参照してください。

  1. 共有ストレージを準備し、その共有ストレージをマウントします。

サポートされるファイルシステムレイアウトについては、サポートされるファイルシステムレイアウトを参照してください。ファイルシステムレイアウトとストレージタイプに応じて、ボリュームグループの作成、論理ボリューム、ファイルシステムの作成、または NFS 共有のマウントが必要です。

以下は、NAS ストレージを使用するファイルシステムレイアウト 2 の例を示しています。

node1:/var/mqm/qmgrs # mkdir TEST\!QM
node1:/var/mqm/qmgrs # mkdir ../log/TEST\!QM
node1:/var/mqm/qmgrs # mount 192.168.1.30:/raid5/vmware/shared_NFS/TEST.QM/qmgrs ./TEST\!QM/
node1:/var/mqm/qmgrs # mount 192.168.1.30:/raid5/vmware/shared_NFS/TEST.QM/log ../log/TEST\!QM/

  1. QMDIRQMLOGDIR の所有者とグループを MQUSERMQGROUP に設定します。

QMDIRQMLOGDIR は、MQUSERMQGROUP に所有されている必要があります。次のコマンドを使用して、ファイルシステム権限を設定してください。

chown MQUSER QMDIR
chgrp mqm QMDIR
chown MQUSER QMLOGDIR
chgrp mqm QMLOGDIR

MQUSERQMDIRQMLOGDIR の値は、お使いのファイルシステムレイアウトと MQUSER のユーザ名によって異なります。手順 1 のシートを使用して、正しい値を決定してください。

以下は、MQUSER mqm、およびキューマネージャ TEST.QMで、デフォルトの QMDIR および QMLOGDIR を使用する場合の例を示しています。

node1:/var/mqm/qmgrs # chown mqm TEST\!QM/
node1:/var/mqm/qmgrs # chgrp mqm TEST\!QM/
node1:/var/mqm/qmgrs # chown mqm ../log/TEST\!QM/
node1:/var/mqm/qmgrs # chgrp mqm ../log/TEST\!QM/

  1. キューマネージャをプライマリサーバ上に作成します。

WebSphere MQ System Administration GuideおよびWebSphere MQ for Linux VX Quick Beginningsのドキュメンテーションに記載されている手順に従って、キューマネージャを作成します。ここで、X は、WebSphere MQ のバージョンに応じて 6.0 またはそれ以降です。

以下は、MQUSER mqm とキューマネージャ TEST.QM の例を示しています。

node1:/var/mqm/qmgrs # su - mqm
mqm@node1:~> crtmqm TEST.QM
WebSphere MQ queue manager created.
Creating or replacing default objects for TEST.QM.
Default objects statistics : 31 created. 0 replaced. 0 failed.
Completing setup.
Setup completed.

注記: すでに存在するキューマネージャを保護する場合、次の手順に従って、キューマネージャを共有ストレージに移動してください。

    1. キューマネージャを停止します (endmqm -i QUEUE.MGR.NAME)。
    2. キューマネージャディレクトリおよびキューマネージャログディレクトリの中身を手順 9 で作成した共有ストレージにコピーします。
    3. グローバル設定ファイル (mqs.ini) およびキューマネージャ設定ファイル (qm.ini) を必要に応じて変更し、QMDIRQMLOGDIR の新しい場所を設定します。
    4. キューマネージャを起動して、機能を確認します (strmqm QUEUE.MGR.NAME)。
    5. キューマネージャを停止します (endmqm -i QUEUE.MGR.NAME)。
  1. オプション:仮想 IP リソースをプライマリサーバ上の LifeKeeper で設定します。

SPS for Linux IP Recovery Kit 管理ガイド および SteelEye Protection Suite インストールガイド に記載の手順とガイドラインに従ってください。

注記: サーバ接続によってのみキューマネージャにアクセスする場合、LifeKeeper 仮想 IP を設定する必要はありません。

  1. WebSphere MQ v6 以降の場合: リスナーオブジェクトをお使いの TCP ポートに合わせて変更します。

su – MQUSER
runmqsc QUEUE.MANAGER.NAME

alter LISTENER(SYSTEM.DEFAULT.LISTENER.TCP) TRPTYPE(TCP) PORT(1414) IPADDR(192.168.1.100)

注記:手順 13 で使用した IP アドレスと同じアドレスを使用して IPADDR の値を設定します。IPADDR は、WebSphere MQ がすべてのアドレスをバインドするよう設定してはなりません。

  1. プライマリサーバ上のキューマネージャを起動します。

プライマリサーバ上で、キューマネージャ、コマンドサーバ (手動起動に設定されている場合)、リスナーを起動します。

su – MQUSER
strmqm QUEUE.MANAGER.NAME
strmqcsv QUEUE.MANAGER.NAME
runmqlsr –m QUEUE.MANAGER.NAME –t TCP &

  1. キューマネージャが正常に起動したことを確認します。

su – MQUSER
echo ‘display qlocal(*)’ | runmqsc QUEUE.MANAGER.NAME

  1. キューマネージャのスタンザを、バックアップサーバ上のグローバルキューマネージャ設定ファイル mqs.ini に追加します。

注記: この手順は、ファイルシステムレイアウト 2 と 3 で必要です。

  1. オプション: LifeKeeper テストキューを、プライマリサーバ上に作成します。

runmqsc TEST.QM
5724-B41 (C) Copyright IBM Corp. 1994, 2002. ALL RIGHTS RESERVED.
Starting MQSC for queue manager TEST.QM.
define qlocal(LIFEKEEPER.TESTQUEUE) defpsist(yes) descr('LifeKeeper test queue')
1 : define qlocal(LIFEKEEPER.TESTQUEUE) defpsist(yes) descr('LifeKeeper test queue')
AMQ8006: WebSphere MQ queue created.

  1. LifeKeeper によってコマンドサーバを起動するには、プライマリサーバ上で、次のコマンドを使用してコマンドサーバの自動起動を無効にします。この手順を行わない場合、キューマネージャの起動時にコマンドサーバが自動的に起動されます。

su – MQUSER
runmqsc TEST.QM
ALTER QMGR SCMDSERV(MANUAL)

  1. キューマネージャリソース階層をプライマリサーバ上に作成します。

詳細については、 LifeKeeper の設定作業を参照してください。

  1. キューマネージャリソース階層をバックアップシステムに拡張します。

詳細については、 LifeKeeper の設定作業を参照してください。

  1. 設定をテストします。

HA WebSphere MQ インストールをテストするには、WebSphere MQ リソース階層のテストに記載されている手順に従ってください。

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