Recovery Kit for EC2 は、EC2 API Tools を使用して EC2 リソースを in service にします。このため、Recovery Kit for EC2 のインストール先の各ノードには EC2 API Tools もインストールする必要があります。Recovery Kit for EC2 は、https を使用して Amazon EC2 Web サービスエンドポイントの URL (EC2 URL)、および http を使用して Amazon EC2 メタデータの URL (http://169.254.169.254/) にアクセス可能でなければなりません。
Recovery Kit for EC2 には機能が 2 つあります。
ルートテーブルの管理と運用について理解しやすいように、図 1 に示すシナリオについて考えてみましょう。
この設定例は、1 つの Amazon VPC™ と 2 つの利用可能ゾーン (AZ) で構成されています。
各 AZ にサブネットが 2 つあります。
各パブリックサブネットには、NAT の Elastic IP を割り当てる EC2 インスタンス (以下「NAT インスタンス」) が 1 つあります。
各プライベートサブネットには、LifeKeeper のアクティブ / スタンバイ (以下それぞれ「Node1」および「Node2」) の EC2 インスタンスが 1 つあり、Node1/Node2 により保護されたアプリケーションを使用するクライアントが複数あります。
Node1/Node2 はそれぞれ、Elastic Network Interface (ENI) を 2 つ持ちます。
各インスタンスと各ノードとの間で通信が可能なように、ネットワーク ACL とセキュリティグループを設定します。
| 接続先 | ターゲット | 注記 |
|---|---|---|
| 10.0.0.0/16 | ローカル | デフォルト |
| 0.0.0.0/0 | インターネットゲートウェイ | インターネットに接続するには、Elastic IP を割り当てる必要があります。 |
| 接続先 | ターゲット | 注記 |
|---|---|---|
| 10.0.0.0/16 | ローカル | デフォルト |
| 10.1.0.10/32 (IP リソース) | LifeKeeper のアクティブなノード上の Elastic Network Interface (ENI) | このターゲットは、スイッチオーバ中に Recovery Kit for EC2 により更新されます。 |
| 0.0.0.0/0 | NAT インスタンス (10.0.1.0) | NAT 経由でインターネットに接続 |
| 接続先 | ターゲット | 注記 |
|---|---|---|
| 10.0.0.0/16 | ローカル | デフォルト |
| 10.1.0.10/32 (IP リソース) | LifeKeeper のアクティブなノード上の Elastic Network Interface (ENI) | このターゲットは、スイッチオーバ中に Recovery Kit for EC2 により更新されます。 |
| 0.0.0.0/0 | NAT インスタンス (10.0.3.0) | NAT 経由でインターネットに接続 |
リソースのスイッチオーバが実行されると、LifeKeeper は Node1 の IP リソースを Out of Service にします。各プライベートサブネット内の 10.1.0.10/32 のターゲットエントリは、Node2 の ENI を反映するように更新されます。Node2 の IP リソースが In-Service になります。このため、IP アドレス 10.1.0.10 へのトラフィックは、プライベートサブネット内でのルートテーブル設定の変更により効果的に Node2 に転送されます。
Elastic IP の管理と運用について理解しやすいように、図 2 に示すシナリオについて考えてみましょう。
この設定例は、1 つの Amazon VPC™ と 2 つの利用可能ゾーン (AZ) で構成されています。
各 AZ にサブネットが 1 つあります。
各サブネットは、ルートテーブル別のインターネットゲートウェイを経由して、インターネットに接続します。
サブネットには、LifeKeeper のアクティブ / スタンバイ (以下それぞれ「Node1」および「Node2」) の EC2 インスタンスが 1 つあります。
Node1/Node2 はそれぞれ、Elastic Network Interface (ENI) を 2 つ持ちます。
各ノード間で通信が可能なように、ネットワーク ACL とセキュリティグループを設定します。

システム管理者が、フロントエンドクラスタの Elastic IP アドレスを ENI に割り当てます。
Node1 をリソースのプライマリサーバと仮定すると、システム管理者はリソース階層の作成セクションで説明しているウィザードを使用して、Node1 上に EC2 リソース階層を作成します。
リソースのスイッチオーバが実行されると、Recovery Kit for EC2 は Node1 の ENI と Elastic IP との関連付けを解除します。Recovery Kit for EC2 は、Elastic IP が Node2 の ENI と関連付けられているかどうかを調べ、関連付けられていない場合は、Elastic IP を ENI に関連付けます。このため、インターネット上のクライアントは、スイッチオーバ後に Elastic IP 経由で Node2 に接続できます。
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